2007.08.27 23:58

緞帳

長年不思議に思っていたんです。あの舞台の前に垂れ下がっている緞帳を織る機械って、どんなのだろうって。短い幅のものをはぎ合わせているようには見えないので、緞帳の幅と同じ織り機があるのだろうか、しかし、それだとかなり大きな織り機だよね、と。

先週金曜日(8月24日)の朝日新聞夕刊に、緞帳を作る機械の写真が出ていました(「道具ばな史」というコラムです)。おお、やはり、巨大な1台の機械で1枚の緞帳を織り上げてしまうのですね。大機[おおばた]と呼ばれる機械だそうです。記事に取り上げられていた川島織物セルコンのサイトに、その大機の写真が載っています。向こう端なんて霞んで見えませんよ(ちょっと大げさか)。

以前『ダンスマガジン』で、新国立劇場の美術監督が、緞帳の値段は1億円以上、洗濯はできないので使い捨て(もっとも何十年ももつのでしょうけれど)と語るのを読んで驚いたのですが、こんなに大きな機械を数ヶ月駆使しての1点もの。価格が高いのも不思議はないのかもしれません。

(上記の談話が掲載されているのは1999年1月号。「バレエQ&A101」という企画です。“「ラ・シルフィード」の羽はどうやって落ちる?”“ドライアイスの中でオーケストラは苦しくないの?”“国立バレエ団のダンサーは公務員?”などの質問とそれへの回答が並ぶ、なかなか楽しい読み物でした。101番目の質問が『ダンスマガジン』のバックナンバー入手法なのは、ご愛嬌。)
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