今度の日曜日、10月31日は衆議院議員総選挙の投票日。
コロナ禍で大きな打撃を受けている方も多いせいでしょうか、ネットでは、投票を!の声がいつもより多い気がします。
少し前には秋元才加さん、安藤玉恵さん、小栗旬さん、菅田将暉さん、渡辺謙さんらが投票を呼び掛ける動画も話題になりました。
誰が議員になっても同じということはないし、投票結果は自分の生活に直結するし、どうやら投票に行くのは大事らしい、そう思いつつ、とはいえ、投票所へ行って具体的に何するの? 誰に投票すればいいの? 投票日に別の予定が入っているんだけど?という方のために、役に立ちそうなリンクをまとめてみました。
(1) 投票所へ行く
投票権のある方は住んでる自治体から「投票所入場券」が郵送されてくるので、それを持って投票所に出かけます。投票所の案内も入場整理券に同封されてきます。
投票の流れはこんな感じです(イラストがかわいいですね)。
以前選挙の投票所がなんとなく怖くて苦手だったんですが、とりあえず投票手順がわかったら緊張がマシになったので図に描いてみました。場所によっては配置変わるかもですが、今まで3つの土地で選挙行ったけどどこもこんな感じでした。わからなかったら教えてくれるし、べつに怒られたりもないです。 pic.twitter.com/UKMXYWfpnO
— 木村いこ (@iko1225) October 24, 2021
ちょっと複雑に見えるかもしれませんが、投票所では入口から出口まで係の人がいて案内してくれますし、実際の投票所はほぼ一方通行になるように会場が設営されていますから、進む方向がわからなくてウロウロするなんてことはまずありませんのでご心配なく。
(2) 誰に・どの政党に投票するか
今回の選挙では、立候補者個人と(小選挙区制)政党に(比例代表制)投票することになります。
投票先を選ぶのは一番悩むところですが、自分の考えと近い政党を確認できるマッチングサイトをいくつか。
政党との相性診断(Yahoo!ニュース)
投票マッチング(選挙ドットコム)
あなたにマッチする政党は?(朝日新聞)
選挙区の候補者の政策を確認できるサイトも。
立候補者の顔写真が政策に合わせて移動して、とてもわかりやすいデザインです。
自分の選挙区がわからないという場合は、こちらに郵便番号を入力すると確認できます。
マッチングシステムではありませんが、「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト」は、19項目67問と多岐にわたって政党に質問。全部に目を通すのは大変ですが、関心が強い項目だけでも見てみると参考になります。
シンプルに各党の公約を見たい場合は「選挙ドットコム」の政策比較表を。
エネルギー政策に特化して、政党の公約を比較した「ATO4NEN」というサイトもあります。
投票所の記入台には候補者名と政党名が書かれた表が掲示されていて、それを見ながら投票用紙を記入できるようになっていますが(筆記用具も投票所にあります)、記憶力に自信がないという方は、投票する予定の候補者名と政党名をメモして行くと良いでしょう。
なお、今回の選挙は同姓同名(音が同じ)の候補者、略称が同じ政党が存在しますので、候補者名・政党名は掲示されているものを省略せずに書くことを強くおすすめします。
(3) 投票日に別の予定が入っていたら
投票に行きたくても投票日に予定が入ってるということもありますね。そういう時は期日前投票を。
期日前投票もとても簡単です。
自治体から送られてくる「投票所入場券」に期日前投票用の欄があるので、そこに氏名・住所等を書いて投票所へ持って行くだけ。
期日前投票の場所や日時は投票所入場券に同封されているはずですし、お住いの自治体サイトにも案内が出ていると思いますので、そちらで確認を。
自治体の発送が遅めで入場券が届いていなくても期日前投票はできます。
その場合は直接、期日前投票の投票所へ行って所定の手続きを。自治体によっては本人確認書類を求めることもあるので、事前にお住いの自治体に確認しましょう。
(4) 国民審査もあります
実は今回の選挙は、最高裁判所裁判官の信任を問う国民審査もセットになっています。
つまり1度の選挙で、小選挙区、比例代表、国民審査と3回投票することになります。
国民審査の概要や審査対象の裁判官の実績などは、NHKの「最高裁判所裁判官 国民審査 2021」で詳しく解説されています。
裁判官をやめさせたい人にバツをつける方式です。審査対象の裁判官が11人もいますから、やめさせたい人がいる場合は、名前のメモを持って行った方が良いでしょう。
ウェブサイトを開設しておよそ23年、初めてバレエに全く言及しない記事を書きました。
文章はそこそこ長くなりましたが、投票自体にはさほど時間はかかりません。よほど混雑していなければ、所要時間は数分です。
私は先日、期日前投票に行ってきたのですが、投票所の滞在時間は3分ほどでした。
どんな考えの人が議員になるのか、どんなポリシーを持つ政党が政権を握るのかは、私達の今の生活、そして未来の生活に直接影響します。
選挙権をお持ちの方は棄権をせずに投票を!!!