2012.09.29 12:48

「こどもの城」閉館

厚生労働省が「こどもの城」を閉館すると発表(時事通信 2012年9月28日)。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2012092800424

(以下引用)厚生労働省は28日、国立総合児童センター「こどもの城」(東京都渋谷区)を2014年度末に閉館すると発表した。建物の老朽化が進んだことや、子どもに遊び場を提供するなどの役割を終えたことが理由。閉館後の跡地利用などは今後、検討する。(引用終わり)


老朽化って、開館が1985年ですからまだ30年も経っていませんよ。
仮に子供に遊び場を提供する役割を終えたとしても、一部を改修して別の施設として転用すれば良いだけでは。

併設されている青山劇場と青山円形劇場がどうなるのか、大変気になります。
青山劇場は最近バレエはあまり上演されていませんが(「青山バレエ・フェスティバル」も無くなりましたし)、舞台が見やすくて好きな劇場です。
青山円形劇場はその名の通り、舞台が円形のユニークな構造で、ダンス公演だけではなく芝居にもよく使われているようですから、痛手と感じる方は多いでしょう。


これは、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんのTwitterによる書き込み。

(以下引用)大ショック。青山円形劇場でしかできない演出がたくさんある。まいった。これで「黒い十人の女」の再演計画も立ち消えだ。(引用終わり)
2012年9月28日 16:16

(以下引用)TOPS閉館もショックでしたが、今の東京で、円形劇場ほど代えのきかない劇場はありません。悲しいけれど、14年に行う公演を精一杯の餞にしたいと思います。(引用終わり)
2012年9月28日 16:55


上記のツイートのリンクを辿ると、2010年の時点でこどもの城について「建物はまだ十分使用に耐えられることが確認されている」との厚生労働省の報告書が紹介されていました。
http://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/19-1f.pdf

この報告書は、厚労省の事業仕分けに関するもの(第19回 2010年10月25日 児童育成協会の「改革案」が当該文書です)。
なるほど、たしかに「建物はまだ十分使用に耐えられる」と、はっきり書いてあります。

やはり老朽化は閉館のための方便であって、事実ではないのでしょう。
しかし、経費削減のための事業仕分けに端を発する話が、まだまだ使える建物の取り壊し(=経費の無駄遣い)とは本末転倒。
今後、閉館に反対する声が大きくなって計画変更ということも、もしかしたらあるかもしれませんね。

(時事通信の記事には「取り壊し」という言葉は出ていませんが、建物の老朽化を表向きの理由とするならば、存続して使うことは考えられず、ならば取り壊すのだろうと理解しています。)

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