青森県立美術館「アレコ」
2月に読んだ北海道新聞(配信は東奥日報)のこの記事がずっと気になっていました。
「青森県立美術館でバレエ「アレコ」公演へ」(2023年2月23日)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/806546
記事の内容は、マルク・シャガールの手掛けた「アレコ」の舞台背景4点のうち3点を所蔵する青森県立美術館が、当時の資料を参考に新たなバレエ作品「アレコ」を制作し、2024年度に上演予定というもの。
バレエ「アレコ」もこの記事で初めて知ったのですが、米国のバレエ団が1942年から68年に上演した作品で、原作はプーシキンの詩とのこと。
内容が明らかになるのはもう少し先かと思っていたら、11月3日に県立美術館で関連イベントが。
「バレエ「アレコ」の世界 〜青森県立美術館でよみがえるバレエ「アレコ」〜」
https://www.aomori-museum.jp/schedule/12679/
11月3日(金) 18時
青森県立美術館
第1部 バレエ関係者による「アレコ」トークセッション
出演:宝満直也 大川航矢 久保紘一 芳賀直子 杉本康雄
第2部 バレエ「アレコ」音楽・振付解説
指揮者 冨田実里×ピアニスト 高実希子による対談
バレエダンサー 大川航矢×野久保奈央によるバレエ披露など
美術館でバレエを上演するのは例がないとはいえ、なかなか難しいのではと思ったのですが、調べてみますと、青森県立美術館は「アレコ」の背景画を展示しているアレコホールで、開館当初から度々ダンス公演等を開催しているのです。
例えばこちらは2007年の舞踊劇「アレコ」。2014年にはやはり舞踊劇「アレコ〜青函ソウルヴァージョン〜」を。
アレコホールはこんな感じのホールです。舞台の背景幕展示用だけあって、かなり広いというか大きいですよね。
とはいえ段差のない場所ではバレエは見づらいのではと思ったのですが、今年9月のアレコホールでのフラメンコ版「アレコ」公演の動画を見ますと、かなりしっかり客席が設置され、段差もありますね(フラメンコを踊っているのは工藤朋子さん、五所川原市出身の方)。
さて、来年度上演予定のバレエ「アレコ」。11月3日のイベントから振付は宝満直也さん、中心で踊るのは大川航矢さんと野久保奈央さんと判明しました(言い切ります)。これはかなり楽しみ。
11月3日のイベントも、おそらく芳賀直子さんによる「アレコ」の詳しい解説があるでしょうし、長年、充実した関連公演を開催してきた県立美術館館長の杉本康雄さんによる興味深いお話も聞けそうですし、トークにはなぜかNBAバレエ団の久保紘一さんまで登場しますし、そして大川さんと野久保さんのバレエが見られる大変に心惹かれる内容。
青森なら新幹線で日帰りも可能とチケットを予約しようとしたのですが、開始が18時。ということは、日帰りは無理で一泊必須。そこがネックでまだ迷っています。
チケットはカンフェティで取扱い。150名の定員が日々埋まりつつあるようですが、今現在も購入は可能です。
受付は当日の16時まで。
私はぎりぎりまでどうするか悩みそう。
■2023.10.31 23:13
■2023.10.30 22:41
バレエ「エスタンシア」
11月3日、指揮者の堤俊作さんを顕彰するオーケストラ「俊友会」のコンサートに、井上バレエ団と浅田良和さんが出演。石井竜一さん振付の「エスタンシア」を踊ります。
バレエ組曲「エスタンシア」はヒナステラの作曲。
私はエスタンシアもヒタステラも全くの初耳だったのでちょっと調べてみました。
アルベルト・ヒナステラ(Alberto Ginastera)は1916年、ブエノスアイレス生まれ。アルゼンチンをテーマにした独自の作品を発表し、「エスタンシア」は彼の代表作とのこと。1983年没。
バレエ組曲「エスタンシア」についてはこちらのブログに詳しい解説が。
http://blog.livedoor.jp/a_delp/2019-10-21_Ginastera
「エスタンシア」は都会の青年と農園の娘の恋物語だそうで、組曲は「農園で働く人」「小麦の踊り」「大牧場の牛追い人」「終幕の踊り」の4曲で構成。
YouTubeに演奏の動画がありました。全体で13分程、「小麦の踊り」以外は打楽器も活躍する軽快な曲調です。
https://www.youtube.com/watch?v=JOG4Ct75DKk
肝心のバレエは探し方が悪いのか初演時の資料等は見つけられませんでしたが、クリストファー・ウィールドン振付の「エスタンシア」の動画を発見。2010年にニューヨーク・シティ・バレエ団のために創られた作品だそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=tCYZ8nKfVkU
https://www.facebook.com/watch/?v=719135395167197
こちらはWalter Castillo振付、Ballet Nuevo Mundo de Caracasというカンパニーによる全編版(アスペクト比が間違ってる気がしますが。4:3に補正するとすっきりした画面になりました)。組曲ということもあってか、ストーリーを見せるのではなく、リズミカルなシンフォニック・バレエです。
https://www.youtube.com/watch?v=sg1NKLwsFM8
石井竜一版「エスタンシア」はどんな作品になるのでしょうね。
■ 俊友会「指揮者・堤俊作の足跡を偲ぶコンサート」
https://shunyukai.jp/concerts/2023-tsutsumi
11月3日(金)
すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮:中田延亮
コントラバス独奏:石川滋
管弦楽:俊友会管弦楽団
バレエ:井上バレエ団
11月3日、指揮者の堤俊作さんを顕彰するオーケストラ「俊友会」のコンサートに、井上バレエ団と浅田良和さんが出演。石井竜一さん振付の「エスタンシア」を踊ります。
バレエ組曲「エスタンシア」はヒナステラの作曲。
私はエスタンシアもヒタステラも全くの初耳だったのでちょっと調べてみました。
アルベルト・ヒナステラ(Alberto Ginastera)は1916年、ブエノスアイレス生まれ。アルゼンチンをテーマにした独自の作品を発表し、「エスタンシア」は彼の代表作とのこと。1983年没。
バレエ組曲「エスタンシア」についてはこちらのブログに詳しい解説が。
http://blog.livedoor.jp/a_delp/2019-10-21_Ginastera
「エスタンシア」は都会の青年と農園の娘の恋物語だそうで、組曲は「農園で働く人」「小麦の踊り」「大牧場の牛追い人」「終幕の踊り」の4曲で構成。
YouTubeに演奏の動画がありました。全体で13分程、「小麦の踊り」以外は打楽器も活躍する軽快な曲調です。
https://www.youtube.com/watch?v=JOG4Ct75DKk
肝心のバレエは探し方が悪いのか初演時の資料等は見つけられませんでしたが、クリストファー・ウィールドン振付の「エスタンシア」の動画を発見。2010年にニューヨーク・シティ・バレエ団のために創られた作品だそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=tCYZ8nKfVkU
https://www.facebook.com/watch/?v=719135395167197
こちらはWalter Castillo振付、Ballet Nuevo Mundo de Caracasというカンパニーによる全編版(アスペクト比が間違ってる気がしますが。4:3に補正するとすっきりした画面になりました)。組曲ということもあってか、ストーリーを見せるのではなく、リズミカルなシンフォニック・バレエです。
https://www.youtube.com/watch?v=sg1NKLwsFM8
石井竜一版「エスタンシア」はどんな作品になるのでしょうね。
■ 俊友会「指揮者・堤俊作の足跡を偲ぶコンサート」
https://shunyukai.jp/concerts/2023-tsutsumi
11月3日(金)
すみだトリフォニーホール 大ホール
指揮:中田延亮
コントラバス独奏:石川滋
管弦楽:俊友会管弦楽団
バレエ:井上バレエ団