2008.12.31 23:19

新宿コマ劇場

新宿コマ劇場が年内で閉館と聞き、先日、行ってきました「愛と青春の宝塚」公演。
なにせこの劇場は、ボリショイ・バレエ団が初来日した時に公演を行った所。バレエファンとしては、一度は見ておきたい。

円の縁がぽこっと前にはみだした舞台を、扇状の客席が取り囲みます。意図的かどうかわかりませんが、舞台前面が円形のため、多少中心からはずれた席でも、自分の席が客席の真ん中だと錯覚する作りになっています。客席は1階のみなので、最後列でも舞台との一体感がありました。

皆さんご存知の通り、コマ劇場の名前の由来はコマのように回転する舞台。芝居では期待していた回り舞台が使われず、ちょっと残念だったのですが、その後の短いショーで、床が回りながらせり上がり、3段重ねのデコレーションケーキのようになりました。ほお、回るだけじゃないんですね。

ロビーに飾られた、歴代の出演者を紹介するポスター(美空ひばりさん、北島三郎さんは別格の扱い)と広々とした客席を眺め、この空間を満たした“スター”に熱狂するエネルギーにしばし思いをはせました。一度ぐらい、コマ劇場での座長公演というものを体験すれば良かったかもと思いますが、すでに遅し。


新宿コマ劇場とともに、シアターアプルも閉館します。
気のせいか、大阪のフェスティバルホール、芝居がよく上演されたベニサンピット、歌舞伎座など、今年は劇場の閉館の報を多く聞きました。
フェスティバルホールと歌舞伎座は建て替えですが、同じ場所に同じ目的で建てられたとしても、それらはやはり別の建物。元の劇場に刻まれた年月を引き継ぐわけにはいきません。観客、出演者、スタッフ、多くの人々の交々の思いを抱え込んだ建物が消えていくのは、やはり寂しいものです。

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先程、いつもの新年の木を引っ張り出して、表紙がちょっとだけにぎやかになりました。

それでは、皆さん、良いお年を。

2008.12.27 23:39

バレエ シャンブルウエスト来年の予定

来年は、6月に『ジゼル』、12月に『くるみ割り人形』、夏は恒例の清里フィールドバレエ(もう20回だそうです)。
http://www.chambreouest.com/schedule.html

いつもに比べると、公演数が少ないような。年が明けてから、追加発表があるのでしょうか。

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レニングラード国立バレエ公演のキャスト

レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場)の「新春特別バレエ」と『ジゼル』の詳しいキャストが、早くも発表されました。
http://www.leningrad-ballet.jp/information/index.html

細かい配役が変更になる可能性はありますが、事前にキャスト表を見るとわくわくしますね。

指揮者にアニハーノフさんの名前がないのは寂しいですけれど。

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先日、「クリスマス・チャリティーガラ2008」で来日したマニュエル・ルグリのリハーサル写真が、Dance Squareに掲載されています。撮影はKYOKOさん。

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もう明日(28日)なのですが、アサヒアートスクエアでマムシュカ東京開催。
http://www.dance-media.com/mamuska/

入場無料、出入り自由。(おしゃべりも自由らしい)
カフェもあります。(ということは、飲食可?)
劇場のような座席は無し。
パフォーマンスは各10分。

2008.12.21 01:17

いろいろ

○東京シティ・バレエ団の来年の予定が追加発表に。
 http://www.tokyocityballet.org/event.html

5月は恒例の「ラフィネ・バレエコンサート」、7月は新制作『ロミオとジュリエット』。
『ロミジュリ』の振付は石井清子さんと中島伸欣さん、指揮が福田一雄さん。福田さんの振る『ロミジュリ』を聞く機会はなかなかないので、その意味でも楽しみな公演ですね。


○松山バレエ団のこどもの日特別公演は『シンデレラ』。
 http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/shosai_09_matsukodomo.html

こちらも恒例、14回目。多分、直前のBunkamuraでの5月3日・4日頃の公演も『シンデレラ』なのでしょうね。


○Kバレエカンパニーの来年予定が一部発表に。
 http://www.k-ballet.co.jp/topics/performance.html

5月に『ジゼル』、6月は「第九」だそうです。


○デンマーク・ロイヤル・バレエ団の来日公演ページが公開に。
 http://www.nbs.or.jp/stages/0905_danish/index.html

Kloborgくんを、NBSは“クロボー”と表記することにしたようです(参考記事 7月11日)。


○新国立劇場『しらゆき姫』公演が追加に。
 http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000608.html

完売のため一般発売は無いと発表されていましたが、追加公演が決定しました。チケット発売は1月26日。追加公演は子供優先ではないため、誰でも購入できます。
公演が増えた結果、4日の主役および王妃と鏡の精は、1日2公演となります。体力的に大変そうと思いましたが、王子は最後に出てくるだけなのかな。

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これだけ別枠で。

昨日(20日)の新国立劇場『シンデレラ』は、公演途中に主役が交替となりました。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000609.html

ラリーサ・レジニナ(ラリッサ・レジュニナ)がケガをしたためだそうです。大事ではないと良いのですが。

レジュニナが出演予定の22日・23日のキャストについては、本日(21日)以降にあらためてアナウンスするとのことです。

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新国立劇場『シンデレラ』主役変更

(13:40追記)
レジュニナのケガの状態が思わしくないようで、残り2公演ともシンデレラ役が変更になりました。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000610.html

代役は両公演ともさいとう美帆さん。
さいとうさんは本来の出演日と併せて、22日、23日昼、23日夜と2日間で3公演、シンデレラを踊ることになります。

んんん、コボーくんの負担を考えて、急遽リハーサルする相手は一人にしたかったのかもしれませんし、身長のバランスなども考慮したのかもしれませんが、新国立劇場のシンデレラ役は4人もいるのですから、キャスティングはもう少し工夫できなかったんでしょうか。

2008.12.20 15:33

太刀川瑠璃子さん死去

長らくスターダンサーズ・バレエ団を率いてこられた太刀川瑠璃子さんが、19日お亡くなりになりました。81歳。
http://mainichi.jp/select/person/news/20081220k0000e040017000c.html

上記の記事(毎日新聞)には触れられていませんが、アントニー・チューダーの作品を積極的に上演し続けた方でもありました。
公演会場のロビーで時折お見かけしたふっくらした笑顔にもう会えないのかと思うと、寂しいかぎりです。ご冥福をお祈りします。

2008.12.15 23:48

「東京シティ・バレエ団 meets コンテンポラリーダンスII」

去年、ティアラこうとう内のあちこちで、ダンサーが踊った「東京シティ・バレエ団 meets コンテンポラリーダンス」が、来年3月にまた行われます。
http://www.kcf.or.jp/tiara/concert_detail_020200300114.html

  3月19日(木)・20日(金) 19時
  ティアラこうとう(敷地内)

  「彼女の靴」(振付:山田せつ子)
  「愛と誠」(振付:大橋可也)
  「TIARA THE BEAUTY〜ティアラの美女は、眠らない〜」(振付:富野幸緒)
  「イバラ」(振付:前田新奈)

  トーク(解説):山野博大 石井清子


振付家の中に、前田新奈さんのお名前がありますね。
ご活躍で何よりです。

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レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場)の公演に、キャスト変更がありました。
http://www.koransha.com/news_performance/news/081215ledballet_change.html

オリガ・ステパノワは妊娠、アナスタシア・ロマチェンコワ及びエレーナ・コチュビラは劇場の都合、ピョートル・ボルチェンコは退団とのことですが、その影響で(?)なぜかアルチョム・プハチョフの出演が大幅に減っています。

2008.12.11 23:52

『クララ』1月号

珍しくインタビューに登場しているプロのダンサーは、高橋怜子さんお一人のみ。

今号には、「バレエ絵本 イリーナ・ペレンの『くるみ割り人形』」という企画も載っています。ペレンの写真にイラストを組み合わせ、オールカラーで7ページ(相手役はマラト・シュミウノフ)。

第1回と書いてあるということは、今後もしばらく続くのでしょう。分量がまとまったら出版する心積もりもあるのかもしれませんが、「絵本」を名乗るにはイラストにかなりの難があります。たとえ子供向けでもバレエ専門誌である以上、せめてバレエのイラストは、美しく正確かつ丁寧に描いてほしいものです。

今回に限らず、『クララ』のイラストには、なぜこの人のものを採用したの?と思うことが多いですね(全てじゃありませんよ)。バレエのことをよく知っている、良い描き手を捜すのは、なかなか難しいことなのでしょうけれど。

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韃靼海峡

「アサギマダラ 下呂→高知→奄美、1110キロの旅確認」
http://mainichi.jp/select/wadai/horidashi/news/20081210mog00m040032000c.html

岐阜県下呂市から奄美大島までの蝶の旅。
地図で確認しましたが、韃靼海峡どころの距離ではありませんね。このアサギマダラ、中には沖縄県与那国島まで飛んでいったものもいるそうです。

2008.12.08 23:48

『DANZA』第19号

インタビューが掲載されている方々。

 ○アンドレイ・ウヴァーロフ(表紙も)
 ○スヴェトラーナ・ルンキナ
 ○三木雄馬
 ○シルヴィア・アッツォーニ
 ○マリ=アニエス・ジロ
 ○メラニー・ユレル
 ○マチアス・エイマン
 ○イリ・ブベニチェク
 ○バンジャマン・ペッシュ
 ○寺田亜沙子

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『クロワゼ』第33号

インタビューが掲載されている方々。

 ○若生加世子
 ○福島昌美
 ○キミホ・ハルバート
 ○ヴィヴィアナ・デュランテ
 ○酒井はな
 ○鷹栖千香

福島さんとハルバートさんは「ダンサーのシューズ事情」、デュランテさんと酒井さんは「先生はプリマ・バレリーナ」という特集に登場。

「先生はプリマ・バレリーナ」……。
『クララ』ほどじゃないにしろ、『クロワゼ』の特集も、入力してて何となく気恥ずかしいものが時々ありますね。

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11月の半ばに休みをとって、ピカソ展に。六本木の2会場をハシゴ。
平日昼でもそこそこ入場者はいましたが、会場が広いせいか作品数が多いせいか、混雑はあまりなし。

いつものごとく、空いてる所から見る方式で回りましたが、「人形を抱くマヤ」の無人率が高いのが、意外。お隣りが「ドラ・マールの肖像」だったので、そこで足を止める人が多かったせいでしょうか。

「人形を抱くマヤ」は絵葉書になっていないんですよ。グッズ売り場の人によると、著作権の関係で許可が出なかったそう。マグカップ、クリアフォルダー他のグッズにはなっているのに、なぜ絵葉書だけがダメなのか謎ですが。


ピカソ美術館ではさりげなく足元に置かれていた猫の像は、日本では立派なガラスケースに入れられていて、ちょっと窮屈そう。目立つ所にあんなに仰々しく飾られては、こっそり毛づくろいもできませんね。

2008.12.07 22:28

ボリショイ・バレエ団『ドン・キホーテ』12/4 感想

主演はナタリア・オシポワ(ジャパン・アーツ表記だとナターリア・オーシポワ。こっちの方が本来の発音に近いんでしょうね)とイワン・ワシーリエフ。

いやはや滞空時間の長いコンビでした。打ち上げ花火、炸裂状態。
「いつもより多く飛んでおります」というフレーズが、頭の中に浮かびましたが、実際本来の振付よりもジュテが多かったんじゃないでしょうか。そこもそこもそこも跳んじゃうの? どんどんやって、面白いから。

「いつもより多く回っております」の二人でもありました。
グラン・パ・ド・ドゥのオシポワのフェッテは、前半はダブル、折り返し地点でトリプル、そして後半はシングル・シングル・ダブル(だったと思います)。

直後のワシーリエフのトゥール・アラスゴンドもスピード充分、しかも上半身がしっかりと伸びているので、回転したまま勢いで上に飛び上がってしまうのではないかと思うほど。

脇を固めるソリスト陣も、きっちり見せます、さすがです。
グラン・パ・ド・ドゥでヴァリアシオンを踊った、エカテリーナ・クリサノワとネッリ・コバヒーゼには注目。キューピッドのアナスタシア・スタシケーヴィチにも注目。

森の精の女王のエカテリーナ・シプリナは前から好きなダンサーです。「私がプリマ」モード全開のカーテンコールも素敵。

それから、キトリのお母さん!
キトリの気性はお母さん譲りだったんですね。娘の恋路に横槍を入れるキトリ父と、喧嘩している姿に惚れました。ガマーシュにシッシッとしてる姿にも。

主役のインパクトの強さに構成の影響もあって(居酒屋→風車という流れ)、ドン・キホーテ(とサンチョ・パンサ)の存在意義が薄くなり(あの母娘が組んで戦えば、いずれ父さんは折れるでしょうし)、物語としては若干弱いところもありましたが、それは不満とはならず、とにかく踊る踊る踊る踊る〜の、ボリショイの舞台をしっかりと堪能しました。

いやあ、楽しかった。

2008.12.02 23:53

ボリショイ・バレエ団の札幌公演は無事終了したみたいです。
http://bolshoi-ballet.seesaa.net/

ボリショイが札幌市教育文化会館で公演すると知った時には、どうなることかと思いました。席数1,000ちょっとの決して大きくはないホールですからね。しかし、どうやら誰も舞台からこぼれなかったようで、一安心。

いやいや、教育文化会館をけなしてるわけじゃないんですよ。なにせあの会館は私の“古巣”。今はなき札幌市民会館(涙涙涙)ほどじゃないにしろ、次かその次くらいに愛着のあるホールです。

(教文よりもっと大きな空間というと、札幌では北海道厚生年金会館しかないわけですが、どうやら厚生年金会館はこの時期改装工事だったもよう。もっともあそこは席数は2,000を超えるけど、とにかく舞台が見にくくて……というのは、また別の話)


さて、明日からボリショイの東京公演開幕!ですね。