2007.08.31 23:12

マラーホフの「プレミアム・レッスン」開催延期のお知らせ(NBS)
http://www.nbs.or.jp/news/detail.php?id=523

公演の出演は取り止めになっても、プレミアム・レッスンだけは開催予定だったのですが、医師の診断で日本への渡航時期が延期に。
公開レッスンのために無理をして、ケガの回復が遅くなってしまっては大変なので、これは無理ないことですね。
レッスン見学予定者には、延期のお知らせが発送されたそうです。我が家にも来週月曜日頃には届くでしょうか。


レニングラード国立バレエ公演のキャストについて(光藍社)
http://www.koransha.com/toppage/070831leniballet_cast.htm

冬公演の主演ソリストは現在調整中、とのこと。
キャスト発表になったのかと思ったら、違いました。わざわざこれをサイトに載せたということは、よほど主役に関する問い合わせが多かった?

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『tc』その後

『Ticket Classic』改め『tc』となったフリーマガジンですが、『Ticket Classic』時代ほど話題にしないのは、読む所がほとんどないからなんです。

おそらくクラシック音楽ファン、オペラファンにとっては、なかな良い雑誌なのでしょう。演奏家や指揮者の記事がたくさん読めますし、公演やCDの情報も豊富です。それとこれだけの情報を詰め込んで、多彩な色を使用して、なおかつ紙面が読みやすい点には感心します(デザイナーの自己満足が先行して、視線をどう流していいのかもわからない雑誌やムックは多いですからね)。しかし、残念ながらバレエファンとしては、有用な部分はほぼ皆無。扱うチケットも、バレエは新国立劇場と牧阿佐美バレエ団の公演にほぼ限定されてしまって、こちらも当面は広がりを期待できそうにありません。

とは言うものの、未だに毎月配布場所に出かけて『tc』を入手しているのは、リニューアル前からのお気に入りである「チラシは誘う[いざなう]」と、5月号から始まった北原照久さんの「現代アートを好きなわけ」が読みたいから。

「現代アート」と言っても、おもちゃ博物館館長さんの北原さんが紹介するのは、ミニチュアハウスや与勇輝さんの人形など。このコーナーは写真が大変良いのですよ。誌面にはなぜかフォトグラファーのお名前が無く、毎回担当者が同じかどうかもわからないのですが、一見地味ながら、作品の表情を丁寧にとらえた温かみのある写真です。

「チラシは誘う」はバレエチラシ収集家としては、大変気になるコーナーです。私が好きな光藍社と武蔵野市民文化会館のチラシ(派手と地味の対極ですね)を早々に取り上げてくれたところも、好感度大。
この2つの連載は、是非末長く続いてほしいものです。

2007.08.28 23:46

トルコの旋回舞踊

そういえば、昨日取り上げたの緞帳の記事と同じ紙面に、「メヴレヴィー教団のセマーの儀式」公演の記事が載っていました。

これは、青池保子さんのコミック『エロイカより愛をこめて』(第30巻)で、伯爵がジェイムズくんの監視のもとに練習に励んだ、あの宗教儀式(の元になったもの)ですよね?
記事によると、舞踊の時間は1時間半だそうですが、その間ずっと回っているのでしょうか。裾の長い衣裳で動き続けるだけでも大変そうですが。

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シュラシュシュシュ

しばらく前に上野の東京藝術大学美術館「金刀比羅宮書院の美」展を見ました。
香川県の金刀比羅宮の表書院・裏書院から襖絵等を借り出しての展覧会です。予想以上に複製が多く含まれていたとはいえ、両書院の空間を再現した展示方法はユニークで、楽しめました。

平日昼間でも人はけっこういたのですが、入場を締め切った4時半以降は、どんどんすいてきて、一番のお目当てだった「遊虎図」の間をかなりの時間独り占め。
間近で見る虎たちは、毛がふかふかでした。この猛暑の中では、ちょっと暑苦しいくらいふかふか。

展覧会は9月9日(日)まで開催しています。
「金刀比羅宮」展の入場券で、同じ芸大美術館の「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」展も見ることができますので、鑑賞時間は少し多めに見積もっておいた方がいいかもしれません。

この展覧会のコピーが気に入っています。
「この夏は、上野の山へシュラシュシュシュ。」っていうんですけど。
(意味がわからんという方は、「金毘羅 シュラシュシュシュ」で検索してみてくださいね。)

新国立劇場の公演コピーも、これぐらいクスリと笑わせてくれるものを期待したいのですが。

2007.08.27 23:58

緞帳

長年不思議に思っていたんです。あの舞台の前に垂れ下がっている緞帳を織る機械って、どんなのだろうって。短い幅のものをはぎ合わせているようには見えないので、緞帳の幅と同じ織り機があるのだろうか、しかし、それだとかなり大きな織り機だよね、と。

先週金曜日(8月24日)の朝日新聞夕刊に、緞帳を作る機械の写真が出ていました(「道具ばな史」というコラムです)。おお、やはり、巨大な1台の機械で1枚の緞帳を織り上げてしまうのですね。大機[おおばた]と呼ばれる機械だそうです。記事に取り上げられていた川島織物セルコンのサイトに、その大機の写真が載っています。向こう端なんて霞んで見えませんよ(ちょっと大げさか)。

以前『ダンスマガジン』で、新国立劇場の美術監督が、緞帳の値段は1億円以上、洗濯はできないので使い捨て(もっとも何十年ももつのでしょうけれど)と語るのを読んで驚いたのですが、こんなに大きな機械を数ヶ月駆使しての1点もの。価格が高いのも不思議はないのかもしれません。

(上記の談話が掲載されているのは1999年1月号。「バレエQ&A101」という企画です。“「ラ・シルフィード」の羽はどうやって落ちる?”“ドライアイスの中でオーケストラは苦しくないの?”“国立バレエ団のダンサーは公務員?”などの質問とそれへの回答が並ぶ、なかなか楽しい読み物でした。101番目の質問が『ダンスマガジン』のバックナンバー入手法なのは、ご愛嬌。)

2007.08.25 14:46

マラーホフ降板

9月の『ジゼル』「ニジンスキー・プロ」に出演予定だったマラーホフは、膝の手術のために、出演が中止となりました。
http://www.nbs.or.jp/news/news070825.html

代わりに以下の方々が出演します。

 フリーデマン・フォーゲル(『ジゼル』「レ・シルフィード」)
 マチアス・エイマン(「薔薇の精」)
 ローラン・イレール(「ペトルーシュカ」)
 シャルル・ジュド(「牧神の午後」)

NBSにしては極めて稀なことですが、今回はチケットの払い戻しも受け付けます。
払い戻し希望の方は、9月6日(木)までに、NBSに電話連絡を。
(電話番号は上記のリンク先に出ています。)

マラーホフは5月に手術した部分が再び悪化とのことですので、大変心配です。
大事にして、来年2月の公演には、元気な姿を見せてもらいたいものですね。

2007.08.23 23:53

9月1日に、橘るみさんのバレエスクールの公演が行われます。
スクール公演とはいえ、オーケストラも付くんですね。
(前回までの公演の写真・動画が、橘るみバレエスクールのサイトで見られます。)

ゲストに三木雄馬さん、中島哲也さん、徳永太一さん。
チケットぴあでもチケットを取り扱っています。
チラシはこちら

ご存知の方も多いと思いますが、橘さんは今年の4月に、牧阿佐美バレエ団から東京シティ・バレエ団に移籍しました。
私はまだ、東京シティでの橘さんの舞台を拝見していないのですが、12月の『くるみ』には出演されるのでしょうか。

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旭山動物園号

北海道では、旭山動物園号が運行中。

ハグハグチェアに座りたい!
旭川市の高砂酒造さんのブログに、大きな写真が出ています。
(洗濯するのがけっこう大変そう。)

車体デザインは、絵本作家のあべ弘士さん(「あらしのよるに」シリーズの方ですね)。
あべさんがかつて旭山動物園の飼育係だったとは知りませんでした。旭山動物園の本の挿絵も描いています。


北の動物園できいた12のお話

 『北の動物園できいた12のお話 旭山動物園物語』
  浜なつ子 著/あべ弘士 絵
  角川学芸出版(2005年11月発行)
  1,260円(税込)
  ISBN:978-4-04-621015-9(4-04-621015-X)

2007.08.22 23:47

マールイへの旅

光藍社から送られてきたDMに、「レニングラード国立バレエ 劇場リニューアルオープン「特別記念公演」鑑賞と北欧の旅8日間」というパックツアーのチラシが同封されていました。

価格は8日間で348,000円。
企画はCHINTAIトラベルサービス。光藍社の兄弟会社ですね。
日程はこちら

バレエは『ドン・キホーテ』が上演されますが、予定ソリストはなぜかマールイのダンサーではなくて、ザハロワとマトヴィエンコ。
オペラは『スペードの女王』で、こちらはアニハーノフさんが指揮をする予定だそうです。

演目が『ドンキ』と『スペードの女王』なのに、チラシの写真が『白鳥の湖』と『カルメン』なのが、ちょっと謎。

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すでに旧聞に属する情報ですが、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『コッペリア』のキャストが変更に。
http://www.nbs.or.jp/news/detail.php?id=519

1月17日も吉田都さんがスワニルダを踊ります。相手役は15日と同じく、イアン・マッケイ。

変更前はアンブラ・ヴァッロ&ジョセフ・ケイリーでした。備忘録として書いておきます。

2007.08.16 00:12

谷桃子バレエ団『白鳥の湖』キャスト

「公演カレンダー」に、谷桃子バレエ団『白鳥の湖』のキャストを掲載しました(ここです)。

オデット/オディールは、1人で踊る公演も、2人で踊り分ける公演もあり、また王子役も3人と、大変多彩なキャストです。


またチケットぴあによると、谷桃子バレエ団の11月公演は、 「ロマンティック組曲」(振付:谷桃子)と「REQUIEM」 (岩上純)の2本立てのようです。

公演日は11月13日と14日。めぐろパーシモンホールにて。
チケット発売は8月25日。


ひんやり

7月下旬になって、気象庁の夏の長期予報が「平年並み」と修正された時から嫌な予感がしてたのですが(ちゃんと統計をとったわけではありませんけど、気象庁の長期予報はたいていはずれると思いません?)、ここまで暑い日が続くとは。

我が家には涼をとるために、このチラシが1枚飾ってあります。

バレエじゃないんですけどね、しばらく前に東京文化会館のチラシコーナーで見つけて、デザインがかわいらしいので持ち帰りました。意外なところで役に立ってます。

2007.08.13 23:42

バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の詳細ページが、NBSサイトにできました。
http://www.nbs.or.jp/stages/0801_birmingham/index.html

いつもと雰囲気が少し違いますね。
チラシも、“NBS調”ではなく、字体も色調も柔らかめです。


NBSニュース2008年のバレエ公演の予定は以下の通り(バーミンガム以外)。

2月 「マラーホフの贈り物」
6月 モーリス・ベジャール・バレエ団「ダンサーの生涯」「バレエ・フォー・ライフ」
7月 英国ロイヤル・バレエ団『シルヴィア』『眠れる森の美女』
11月〜12月 シュツットガルト・バレエ団『眠れる森の美女』『オネーギン』

もちろん、これ以外に東京バレエ団の公演があるはずですが、こちらの情報はまだみたいです。

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『クララ』9月号

今号にインタビューが掲載されている方々。

○西田佑子
○セレーナ・サルナターロ

2007.08.10 23:45

新国立劇場「10周年記念ガラ公演」

新国立劇場サイトに、「10周年記念ガラ公演」の情報が掲載されたので、「公演カレンダー」からリンクしました。

ガラ公演は、10月1日と2日に開催。
バレエとオペラによるコンサートで、バレエはバランシンの「セレナーデ」が踊られます。

料金はS席5000円〜B席3000円と、通常よりも低価格ですが、席種が3つしかないので、席割りがどうなるのか、気になるところです。

記念式典もある1日は平日(月曜日)ですが、開演は昼の2時。
これにはちょっと釈然としません。関係者さえ出席できれば良いということなのでしょうか。公演に通い続けて、この10年を支えた観客こそが参加しやすいように、時間を設定すべきでは。

なお、1日は式典があるため、演奏曲目が2日より少なくなる予定とのこと。
減るのはもちろん、オペラの方でしょうね。「セレナーデ」の楽章が削られるということは、いくらなんでもないと思います。

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うなずきん

買いません。見るだけ。
ですが、マトリョーシカ好きとしては、親近感のもてるなかなか楽しい商品です。
話しかけるとうなずいてくれるらしい。

商品一覧はこちら

今の季節だと、Snowヴァージョンが涼しげで良いですね。
Blue Birdヴァージョンなんてのもあります。

2007.08.08 23:59

2006年1月24日、iichiko総合文化センターでのレニングラード国立バレエ『ドン・キホーテ』は、アニハーノフさんが指揮だったと、メールをいただきましたので、早速公演記録に反映させました。

こういうメールは、非常に嬉しいです。
どうもありがとうございました。

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「ダンシング・フォー・エイズ・オーファン」続報

ヨコハマ経済新聞に記事が出ています。
http://www.hamakei.com/headline/2575/index.html

終わってしまいましたが、8日にはプレイベントも行われたらしいです。

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さっき気づいたのですが、「公演カレンダー」で、今年12月23日のダンチェンコとマールイの公演会場と開演時刻が同じになっています。一見どちらかが間違いのように思えますが、両方とも主催者の発表通りです。
片方をコピーして使って、時刻と会場を書き換え忘れたわけではありません。

新国立劇場ならたまに、オペラ劇場と中劇場で同時にバレエ公演ということがありますが、東京国際フォーラムでバレエが重なるのは、非常に珍しいですよね。きちんと確認したわけではありませんが、2000年に「公演カレンダー」を作るようになってから、初めてかもしれません。

開演時刻も同じですから、はしごするには大変好都合ですね。

私としては、当日の終演後は、いつもの公演の2倍のロシア人が国際フォーラムの楽屋口付近を往来するのかなと想像して、ちょっとどきどきしています。

2007.08.07 00:31

槻本さんの「昨夜のバレエ 明夜のバレエ」で知ったのですが、7月21日に紹介した「ダンシング・フォー・エイズ・オーファン」のチケットが、チケットぴあでも購入できるようになっています。

価格もなぜか、22日はチラシよりも安くなっています(50,000円/35,000円/20,000円→28,000円/22,000円/17,000円)。レセプション代が入っていないんでしょうか。

2007.08.04 23:34

目白三人の会「舞踊への招待」

「公演カレンダー」に、目白三人の会「舞踊への招待〜3つのダンスの世界〜」へのリンクを追加しました。

目白三人の会は小林紀子バレエ・シアター、芙ニ三枝子舞踊団、花柳千代舞踊研究所の3団体からなり、「舞踊への招待」は例年は春に行われているのですが、今年は9月の上演です。

チラシによると、小林紀子バレエ・シアターは、『白鳥の湖』第2幕を実演。それに「バレエ・ダンサーへの道」という小林紀子さんによるお話があります。

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ようやくアニハーノフさんの、2005年と2006年の指揮の記録を掲載しました(→こちら)。

毎年毎年ご協力いただいている方に、あつくお礼申し上げます。
更新が遅れてすみません。

地方のバレエ公演は指揮者がわからないものが多いので、とりあえず不明ということで、ページの最後にまとめています。ご存知の方はご一報いただけるとありがたいです。

2007.08.02 23:56

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団公演

キャストが発表されました。
http://www.nbs.or.jp/news/detail.php?id=506

『コッペリア』には、吉田都さんが出演。
以前バーミンガムに所属していたとはいえ、現在は日本のバレエ団(Kバレエカンパニー)の団員がNBS公演に出るとは予想外でした。ファンには嬉しいキャスティングですね。

私はひそかに佐久間奈緒さんのスワニルダを期待していたのですが、佐久間さんは『美女と野獣』のみです。
『美女と野獣』は見たことがないのですが、たくさん踊ってくれるのでしょうか。

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Kバレエといえば、冬公演の日程が発表されています。
http://www.k-ballet.co.jp/topics/performance.html

演目は、「ラプソディ」他のミックス・プロに『白鳥の湖』と『くるみ割り人形』です。


もう一つ、Kバレエといえば、神戸ホテル(クラウンプラザ神戸)で、熊川哲也さんのディナーショーがあるんですね。イープラスからのお知らせで知りました。
価格は2万円。イープラスのチケットは早々に売り切れたみたいです。

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傘!

ココログで見つけた、このテンプレート
赤い傘好きとしては、興奮してしまいます。

ジョウロと長靴アイコンも傘だともっといいな。

2007.08.01 23:45

水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」

そろそろ本格的に暑くなりそうなので、涼しそうな話題を。

今週末、伊藤キムさんが踊る水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」は、タイトル通り、水上バスでのダンス公演。

先月は、森下真樹さん出演による同イベントがあって、その時の様子はこちら
観客参加型のパフォーマンスのようです。

楽しそうですけど、乗り物酔いしやすい人には、ちょっと敷居が高いかもしれませんね。

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『Danza』11号

インタビューが掲載されている方々。

○イリーナ・ペレン(表紙も)
○橋本直樹
○高部尚子
○チェン・ファンユアン&ソン・ジェ
○清瀧千晴


高部さんの今回の写真は、表情がシャープです。ふんわりとした雰囲気も好きですが、こういう精悍な高部さんも魅力的。

チェンさんとソンさんのお二人は、9月に上演される「舞劇 楊貴妃」の出演者です。


それとDANZAに出ていましたが、来年5月にパリ・オペラ座の『ル・パルク』の上演が予定されています。

 5月下旬 
 オーチャードホール(東京公演)/愛知県芸術文化ホール(名古屋公演)

 チケット発売は今秋を予定

 問い合わせ:
  東京公演 楽天エンタープライズ(03-4524-0140)
  名古屋公演 中日新聞コンサートデスク(052-320-9191)

私は振付担当のプレルジョカージュが大の苦手なので、チラシを眺めたり、雑誌評を読んだりして楽しむのにとどめておくつもりです。

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牧阿佐美バレヱ団のサイトに、「ダンス・ヴァンテアン XI」の情報が少しだけ出ましたが、肝心の演目が不明です。
ガリムーリンがゲスト出演ということから、演目を推測するのはさすがに無理ですね。

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あれもこれもそれも

作詞家の阿久悠さんが死去
最近、図書館から阿久悠大全集(14枚組のCD)を順番に借りて聞いているところだったので、よけいに驚きました。

40余年の作詞家生活の中で書いたのが5千曲以上。Wikipediaの記述によると、1970年代には、オリコンシングルチャート上位20位のうち、9曲が阿久悠さんだった週もあるそうです(100位中17曲)。こちらが遺した曲のリスト(のごく一部)

8年前(1999年)の「日々もごもご」で、一度阿久さんの著書『愛すべき名歌たち』(岩波書店)を紹介したことがあります。その時の文章を一部抜粋します。

「(前略)しかし、97年の4月から朝日新聞に連載された阿久さんの「愛すべき名歌たち」で、かなり印象が変わりました。戦争末期から89年までの、その時々の流行歌に自分自身の回想を交えて綴られた文章を読み継いでいくと、この方が別に宇宙人でも異星人でもなかったことがわかります。トントン拍子でやって来たように見えても、作詞を始めての数年間は、ご本人には迷いもあったらしい。(中略)
 本になってしまうとわかりにくいのですが、歌詞の解釈、社会現象への評価、製作現場での体験等を、毎週決められたスペースで、過不足無く語る技量には、実に感心させられました。わずか数行で情景を喚起させるという仕事を、ずっと続けてきた人ならでは、とも思います。100曲の「名歌」の中に自身の作曲したものが20余曲含まれているのは、その膨大な仕事量とヒット曲の数からすれば、ある意味で当然ともいえましょう。」

当時、最後に「この本、売れるでしょうね」と予想して、しかし実際のところベストセラーにはならなかったことを根に持っているわけではありませんが、もう一度紹介します。追悼と感謝の意も込めて。

 愛すべき名歌たち