2023.11.17 23:06

東京バレエ団『眠れる森の美女』キャスト

11月11日に初日を迎えた東京バレエ団『眠れる森の美女』は、東京でも公演も後半に。
主要キャストの表へのリンクをこちらに張ります。10月11日に東バが発表した情報を元にしていて、プロローグの妖精、3幕のキャラクター等は出ていませんが。

東京バレエ団『眠れる森の美女』キャスト

2023.10.31 23:13

青森県立美術館「アレコ」

2月に読んだ北海道新聞(配信は東奥日報)のこの記事がずっと気になっていました。

「青森県立美術館でバレエ「アレコ」公演へ」(2023年2月23日)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/806546

記事の内容は、マルク・シャガールの手掛けた「アレコ」の舞台背景4点のうち3点を所蔵する青森県立美術館が、当時の資料を参考に新たなバレエ作品「アレコ」を制作し、2024年度に上演予定というもの。

バレエ「アレコ」もこの記事で初めて知ったのですが、米国のバレエ団が1942年から68年に上演した作品で、原作はプーシキンの詩とのこと。

内容が明らかになるのはもう少し先かと思っていたら、11月3日に県立美術館で関連イベントが。


「バレエ「アレコ」の世界 〜青森県立美術館でよみがえるバレエ「アレコ」〜」
https://www.aomori-museum.jp/schedule/12679/

 11月3日(金) 18時
 青森県立美術館

 第1部 バレエ関係者による「アレコ」トークセッション
  出演:宝満直也 大川航矢 久保紘一 芳賀直子 杉本康雄

 第2部 バレエ「アレコ」音楽・振付解説
  指揮者 冨田実里×ピアニスト 高実希子による対談
  バレエダンサー 大川航矢×野久保奈央によるバレエ披露など


美術館でバレエを上演するのは例がないとはいえ、なかなか難しいのではと思ったのですが、調べてみますと、青森県立美術館は「アレコ」の背景画を展示しているアレコホールで、開館当初から度々ダンス公演等を開催しているのです。
例えばこちらは2007年の舞踊劇「アレコ」。2014年にはやはり舞踊劇「アレコ〜青函ソウルヴァージョン〜」を。

アレコホールはこんな感じのホールです。舞台の背景幕展示用だけあって、かなり広いというか大きいですよね。

とはいえ段差のない場所ではバレエは見づらいのではと思ったのですが、今年9月のアレコホールでのフラメンコ版「アレコ」公演の動画を見ますと、かなりしっかり客席が設置され、段差もありますね(フラメンコを踊っているのは工藤朋子さん、五所川原市出身の方)。


さて、来年度上演予定のバレエ「アレコ」。11月3日のイベントから振付は宝満直也さん、中心で踊るのは大川航矢さんと野久保奈央さんと判明しました(言い切ります)。これはかなり楽しみ。

11月3日のイベントも、おそらく芳賀直子さんによる「アレコ」の詳しい解説があるでしょうし、長年、充実した関連公演を開催してきた県立美術館館長の杉本康雄さんによる興味深いお話も聞けそうですし、トークにはなぜかNBAバレエ団の久保紘一さんまで登場しますし、そして大川さんと野久保さんのバレエが見られる大変に心惹かれる内容。

青森なら新幹線で日帰りも可能とチケットを予約しようとしたのですが、開始が18時。ということは、日帰りは無理で一泊必須。そこがネックでまだ迷っています。

チケットはカンフェティで取扱い。150名の定員が日々埋まりつつあるようですが、今現在も購入は可能です。

受付は当日の16時まで。
私はぎりぎりまでどうするか悩みそう。

2023.10.30 22:41

バレエ「エスタンシア」

11月3日、指揮者の堤俊作さんを顕彰するオーケストラ「俊友会」のコンサートに、井上バレエ団と浅田良和さんが出演。石井竜一さん振付の「エスタンシア」を踊ります

バレエ組曲「エスタンシア」はヒナステラの作曲。
私はエスタンシアもヒタステラも全くの初耳だったのでちょっと調べてみました。

アルベルト・ヒナステラ(Alberto Ginastera)は1916年、ブエノスアイレス生まれ。アルゼンチンをテーマにした独自の作品を発表し、「エスタンシア」は彼の代表作とのこと。1983年没。

バレエ組曲「エスタンシア」についてはこちらのブログに詳しい解説が。
http://blog.livedoor.jp/a_delp/2019-10-21_Ginastera

「エスタンシア」は都会の青年と農園の娘の恋物語だそうで、組曲は「農園で働く人」「小麦の踊り」「大牧場の牛追い人」「終幕の踊り」の4曲で構成。
YouTubeに演奏の動画がありました。全体で13分程、「小麦の踊り」以外は打楽器も活躍する軽快な曲調です。
https://www.youtube.com/watch?v=JOG4Ct75DKk

肝心のバレエは探し方が悪いのか初演時の資料等は見つけられませんでしたが、クリストファー・ウィールドン振付の「エスタンシア」の動画を発見。2010年にニューヨーク・シティ・バレエ団のために創られた作品だそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=tCYZ8nKfVkU
https://www.facebook.com/watch/?v=719135395167197

こちらはWalter Castillo振付、Ballet Nuevo Mundo de Caracasというカンパニーによる全編版(アスペクト比が間違ってる気がしますが。4:3に補正するとすっきりした画面になりました)。組曲ということもあってか、ストーリーを見せるのではなく、リズミカルなシンフォニック・バレエです。
https://www.youtube.com/watch?v=sg1NKLwsFM8

石井竜一版「エスタンシア」はどんな作品になるのでしょうね。


俊友会「指揮者・堤俊作の足跡を偲ぶコンサート」
https://shunyukai.jp/concerts/2023-tsutsumi

 11月3日(金)
 すみだトリフォニーホール 大ホール

 指揮:中田延亮
 コントラバス独奏:石川滋
 管弦楽:俊友会管弦楽団
 バレエ:井上バレエ団

2023.09.25 23:05

TREFFPUNKT「オドルイススワルヒト」

元Noism、東京バレエ団の岡本壮太さんがプロデュースするスタジオ公演が年末に。

TREFFPUNKT「オドルイススワルヒト」
https://www.instagram.com/p/Cw_fkenpUkS/

 12月29日(金) 19時
 12月30日(土) 14時/18時
 H.K Ballet Art

 主催・企画・演出・構成:岡本壮太
 振付:石原一樹 LOCUS 岡本壮太

 出演:秋山瑛 石原一樹 岡本壮太 梶田留以
    佐藤琢哉 鈴木夢生 森加奈

 自由席 4,500円


椅子をテーマに映像作品を含む4作品を上演するとのこと。
岡本さん、梶田さん、佐藤さんは映像出演。

会場のH.K Ballet Artは杉並区にあるバレエスタジオ。最寄り駅は阿佐ヶ谷駅と南阿佐ケ谷駅。

チケットは専用フォームかメールで申し込み、精算は公演当日。

Instagramのアカウントも最近できたようですし、これがTREFFPUNKT(“待ち合わせ場所”“出会う場所”の意だそう)の1回目の公演になるのでしょうか。今後の展開が楽しみです。

2023.08.30 23:14

シアターひびき

今週末、9月1日からの3日間、青木尚哉さん演出・振付の『卒塔婆小町』が山梨県で上演されます。会場は山中湖交流プラザ きららの「シアターひびき」。

このシアターひびきが“半野外”とはどういうことかと思いましたら、ステージに屋根がかかっているんですね。舞台の背面には壁がないため突き抜けに富士山の姿が見えるユニークな作りです。

こちらの説明によると観客席も屋根の下に設置するそうで、雨もしのげるとのことです。野外公演は天気が気になりますから、これはありがたいですね。とはいえ会場は標高1,000メートル。夕刻以降は気温が低くなることが予想されるとの注意書きも。


『卒塔婆小町』の出演者はバレエダンサーの中村祥子さんと池本祥真さん、俳優の宮川雅彦さん。上演時間は1時間程とのこと。
青木さんが主宰するzeroのYouTubeチャンネルには、リハーサル風景と、青木さんと出演者3人の対談の動画がアップされています。


『卒塔婆小町』
 http://yamanakaco-theater.com/infomation/
 9月1日(金) 18:30
 9月2日(土) 15:00/18:00
 9月3日(日) 14:00
 山中湖交流プラザ きらら シアターひびき

 演出・振付:青木尚哉
 出演:中村祥子 池本祥真 宮川雅彦

2023.07.31 23:04

Re:Voyage「イタリア・ロマンスの世界へ」

最近何度かエドワード・クルグ(Edward Clug)振付の「Radio and Juliet」という作品の動画を見かけて、実際に舞台を見てみたいと思っていたところ、こちらの公演で上演されることを知りました。日本初演とのことです。
https://sunrisetokyo.com/detail/22706/

Re:Voyage「イタリア・ロマンスの世界へ」
 8月3日(木) 14:00/18:00
 I'M A SHOW

 出演:
 大巻雄矢 待山貴俊 北井僚太 植松大壹 石川龍之介
 森本亮介 中島麻美 丸尾麻日花 高森美結
 二山治雄 大石裕香
(当初出演予定だった正富黎さんはケガのため、北井僚太さんが代わりに出演)

第1部にヴァレンティーナ・トゥルク(Valentina Turcu)による「Romeo and Juliet」の抜粋他、第2部にエドワード・クルグ「Radio and Juliet」のディレクターズ・カット版を上演。

演目、出演者共にとても惹かれます。しかし、この日はすでに別公演の予定が。別の機会があると良いのですが。


ところで、会場の I'M A SHOW は、昨年12月に有楽町マリオン別館にできた劇場とのこと。座席数およそ400。

また変わった名前をつけたものだと思いましたら、I'M A SHOWは「アイマショウ」と読ませるそうで、それってもしや、有楽町だからアイマショウ???


お若い方、わかりますでしょうか。かつてフランク永井さんという方の「有楽町で逢いましょう」という歌が大ヒットしたことがありまして。
なんて、わかったように書いてますが、私も実際にこの曲が流行した時のことは知りません。今調べたら、50代半ばの私が生まれた時よりさらに10年も前のヒット曲です。

2023.07.07 23:07

Pelle

東京バレエ団の井福俊太郎さんが手掛けるダンスウェアブランド Pelle のTシャツが、Chacottとコラボレーション。Chacottのオンラインショップで、購入できます。

現在の取り扱いはホワイト・ブラック・ベビーピンク・レッドの4種類。サイズはSとMとL。刺繍のロゴがお洒落です。

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晴れてても蒸し蒸し、曇ってても蒸し蒸しとする日々に爽快な音楽を。
ぬいぐるみによる「天国と地獄」マリンバ三重奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=miFCWJDjL1w

15秒頃からのマレット(ばち)を高く振り上げる4回の繰り返しがとても好き。後半のシロクマさんの真剣な演奏ぶりも良いですね。

「トレパック」もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=gPpKVxYGYkg

2023.06.10 19:33

「Contemporary Dance Pieces II」

会場が神戸なので「公演カレンダー」には掲載していないのですが、案内をいただきましたのでこちらでご紹介。
苫野美亜さんがプロデュースし、多彩なジャンルのダンサーが集う公演が神戸ファッション美術館で開催されます。

「Contemporary Dance Pieces II」
 https://miatomano.com/nextevent

 8月10日(木) 13:00/17:00
 神戸ファッション美術館 オルビスホール

 「十四夜月」(演出・振付:苫野美亜)
  ダンス:中村春奈 横山翼 山田琴音 大藤明礼生
  音楽:石井麻依子(ピアノ) 斎木なつめ(ヴァイオリン)

 「Mozart a deux」(振付:Thierry Malandain)
  出演:橋本清香 木本全優

 「mid/point」(演出・振付・ディレクション:苫野美亜)
  “I Inner(A)” 出演:横山翼 片山夏波 REMAH
  “II HYORI” 出演:松岡大 高瀬瑶子 坂本弘道
  “III 白鳥の歌” 出演:尾本安代

 全席自由 6,000円(当日6,500円) 学生券 4,000円
 チケット受付→ https://teket.jp/6598/22358


ウィーン国立バレエ団プリンシパルの橋本清香さんと木本全優さんも出演。
私としては尾本安代さんのご活躍が気になります。尾本さんが踊るのは、去年12月に神楽坂セッションハウスでも上演された「白鳥の歌」。

会場の神戸ファッション美術館のオルビスホールの内部はこんな感じ
コンサート、ファッションショーなど内容に合わせてステージと客席のレイアウトをかなり柔軟に変えられるらしいです。美術館の中にこんなホールがあるとは。

チケット発売中。

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松重豊さんと線香花火

先日、久し振りに会った知り合いに「最近、松重さんがブログに登場しませんね」と言われました。松重さんとは俳優の松重豊さんのこと。松重さんファン歴15年以上の私、以前、何度かこのブログに松重さんのことを書いたことがありました。

今も舞台があれば欠かさず見に行っていますし(この状況で残念ながら舞台はしばらくないのですが)、ドラマや映画の出演情報もチェック、書籍が出版された時ももちろん買いましたし、ネットにアップされる動画等もまめに見ています。

ということで、こちらの動画。
「松重豊の旅 西日本唯一の線香花火工房を訪ね、風情ある宿に泊まる」(TIME LINE)

福岡県みやま市で、線香花火作りに挑戦する松重さん。

火を点けてから落ちるまで色んな表情を見せる線香花火は、数種類の火薬を順に詰めてるのかと思っていましたが、1種類だけなんですね(最適な火薬量は0.08gとか。工場主さん手作りの火薬用計量スプーンはなんと傘の骨を転用)。
西と東の線香花火は実は違うというのも初めて知りました。

動画の最後の方には「孤独のグルメ」ファンには嬉しいかもしれない、地元食材の薬膳鍋をおいしそうに食べる松重さんもちょっと映ってます。


TIME LINEによる別企画。松重さん、こちらでは土鍋でお米を炊いています。
https://www.youtube.com/watch?v=B3W61Y8XycY

確認したら、最後にブログで松重さんに触れたのは2009年6月。件の知り合いの方、よくそんな前の話を覚えていたものですね。

2023.05.31 23:38

東京バレエ団『眠れる森の美女』

東京バレエ団『眠れる森の美女』のサイトが公開され、全国公演の日程・主演キャストも発表されました。
https://www.nbs.or.jp/stages/2023/sleeping/

【東京公演】
 11月11日(土)14:00  主演:沖香菜子 秋元康臣
 11月12日(日)14:00  主演:秋山瑛 宮川新大
 11月17日(金)13:00  主演:沖香菜子 秋元康臣
 11月18日(土)14:00  主演:金子仁美 柄本弾
 11月19日(日)14:00  主演:秋山瑛 宮川新大
 東京文化会館 大ホール

【全国公演】
 11月23日(木)15:00  主演:秋山瑛 宮川新大
 アクトシティ浜松 大ホール

 11月26日(日)15:00  主演:沖香菜子 秋元康臣
 横須賀芸術劇場 大劇場

 11月28日(火)18:30  主演:金子仁美 柄本弾
 フェニーチェ堺 大ホール

 CAT会員先行発売:6月20日(火)
 一般発売(浜松以外):6月30日(金)
 一般発売(浜松):7月4日(火)


『眠り』ですから、主演以外の注目キャストも大勢でそちらも気になりますが、発表されるのはまだまだ先でしょうね。8公演もありますし主演が3キャストですから、他の役もかなり多様なキャスティングを期待できそう。例えば妖精達だけでもあれこれ想像するだけで胸が高まります。

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神戸市立王子動物園のフラミンゴの赤ちゃん。
まだ小さくて色も白いですが、立ち上がると脚の長さがフラミンゴ。
https://twitter.com/kobeojizoo/status/1660938385668866051

親鳥の羽根にくるまっている様子もかわいらしいですね。
https://twitter.com/kobeojizoo/status/1660938382657355776

2023.04.26 21:00

金森穣振付『かぐや姫』第2幕

この週末(4月28日〜30日)には東京文化会館で東京バレエ団の公演が。
https://www.nbs.or.jp/stages/2023/kaguyahime/

演目はジェローム・ロビンズ振付「イン・ザ・ナイト」、ジョン・ノイマイヤー振付「スプリング・アンド・フォール」、そして金森穣さんが振り付ける『かぐや姫』の第2幕。
2021年の11月に上演された第1幕に続き、今回は第2幕が初お披露目(全3幕を通しての上演は今年10月に予定されています)。

キャストはこちら


第2幕の初演を前に、金森さんと出演ダンサーのインタビューがいくつもネットにアップされていますので、以下リンクを。

「金森穣、「かぐや姫」(第2幕)のクリエーションを語る」(NBSニュース 2022年12月21日)
https://www.nbs.or.jp/webmagazine/articles/20221221-01.html

「プリンシパル・秋山瑛が語る見どころは?」(ぴあ 2023年4月18日)
https://lp.p.pia.jp/article/news/270438/index.html?detail=true
かぐや姫を踊る秋山瑛さんのロングインタビュー。写真もすてき。

「「影姫」によって描きだされる、新しいかぐや姫の物語」(カンフェティ 2023年3月6日)
https://magazine.confetti-web.com/confetti/interview/34584/
金森版『かぐや姫』のオリジナルキャスト、影姫役の金子仁美さん

「第2幕の物語のカギを握る影姫と帝」(NBSニュース 2023年4月5日)
https://www.nbs.or.jp/webmagazine/articles/20230405-03.html
こちらも金子さんと帝の池本祥真さん。影姫と帝に共通するキーワード「孤独」が舞台でどのように描かれるのか興味がひかれます。

「身を削って全身全霊で音と一緒に踊るダンサーは失敗を恐れない」(JJ 2023年4月14日)
https://jj-jj.net/lifestyle/162016/
池本さんとダブルキャストで帝を踊る大塚卓さん。「“威厳”と“孤独”の表現のギャップに注目して観ていただけたらうれしい」と語ります。


今年1月のリハーサル・レポート(NBSニュース 2023年1月18日)。
https://www.nbs.or.jp/webmagazine/articles/20230118-03.html

そしてこちらは、つい先日4月21日のプレス向け公開リハーサルの様子(Chacottワールドレポート 2023年4月26日)。
https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/tokyo/detail031320.html


東バは男性群舞の迫力にも定評がありますが、金森さん曰く「残りの日々で観客がのけぞるほどの迫力が出せるまでに精度を上げていきたいとのこと。期待が高まります。


東京バレエ団「かぐや姫 第2幕」「イン・ザ・ナイト」「スプリング・アンド・フォール」
https://www.nbs.or.jp/stages/2023/kaguyahime/

 4月28日(金) 19:00
 4月29日(土) 14:00
 4月30日(日) 15:00
 東京文化会館 大ホール

 【「かぐや姫」キャスト
 【「イン・ザ・ナイト」「スプリング・アンド・フォール」キャスト

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金森穣『闘う舞踊団』

今年出版された金森穣さんの著作

金森さん率いるNoismが新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属舞踊団として誕生したのは2004年。そこからおよそ20年。日本初の公共劇場専属舞踊団はさぞや恵まれた環境が提供されているものと思っていましたが、実情は少数の理解者に支えられながら満身創痍で突き進んできた日々だったようです。

舞踊を含む芸術と公的組織との関係に関心がある方に、手に取っていただきたい一冊。
上で案内した4月28日〜30日の東京バレエ団公演のロビーでも販売予定とのこと。


『闘う舞踊団』

 『闘う舞踊団』書影

 金森穣 著
 夕書房(2023年2月1日 発行)
 2,000円+税
 ISBN:4909179097 / 978-4909179098
 新書判 264ページ

夕書房(版元)】【honto】【e-hon】【楽天】【Amazon

2023.04.02 19:56

『ジゼル』いろいろ

首都圏では、4月、5月、6月、8月と『ジゼル』公演が続きます。


BALLET TRADITION『ジゼル』
http://www.shinobutakita.com/ballettradition/bt9.html

 4月7日(金) 18:30
 新宿文化センター 大ホール

田北志のぶさんがプロデュースするBALLET TRADITIONの9回目の公演です。

ジゼルは田北さん。
ゲストはイーゴリ・コルプさん(ヒラリオン)とアレクサンドル・ヴォルチコフさん(アルブレヒト)のお二人。
2021年の『ジゼル』では海外からのゲストが渡航来日困難のためキャスト変更があったのですが、今回は無事に来日しリハーサルに合流したとのこと(良かった!)。

ペザントの男性は東京シティ・バレエ団のキム・セジョンさんが踊ります。

チケットは専用フォームから申込を。
当日券もあるそうです。


東京バレエ団『ジゼル』
https://www.nbs.or.jp/stages/2023/giselle/

 5月19日(金) 19:00
 5月20日(土) 14:00
 5月21日(日) 14:00
 東京文化会館 大ホール

主演は秋山瑛さん&秋元康臣さん、中島映理子さん&柄本弾さん、足立真里亜さん&宮川新大さんのトリプルキャスト。中島さんと足立さんは初役。

オーソドックスな演出といえましょうが、ペザントの踊りは通常のパ・ド・ドゥではなく、女性3人、男性3人によるパ・ド・ユイット。東バと縁の深いウラジーミル・ワシーリエフさんによる振付です。

2021年2月に6年ぶりに上演された東バの『ジゼル』、2年の時を経てどのように変化しているのか楽しみです。
チケット発売中。


東京バレエ団は7月にオーストラリアのメルボルン・アーツ・センターでも『ジゼル』を上演します。
休演日もあるとはいえ、9日間で11公演、日によっては2公演もありとなると、主役は日本公演の3組より多いのではと予想され、その場合どなたがキャスティングされているのかとても気になっています。


松山バレエ団『ジゼルとアルブレヒト』

 5月14日(日) 15:00  東京文化会館
 6月4日(日) 13:30  岬ふれあい会館

森下洋子さんの代表作のひとつともいえる『ジゼル』ですが、タイトルが『ジゼルとアルブレヒト』に変わりました。演出・振付の清水哲太郎さんのこだわりでしょうか。

5月の東京公演の主演は森下さんと大谷真郷さん。

6月は千葉県いすみ市での公演で、こちらはスペシャルハイライト版。
出演者はまだ発表されていません。

松山バレエ団は岬ふれあい会館で、これまでも度々公演を行っています。
私はまだ行ったことがないのですが、席数およそ850とのことですから中規模のホールですね。設計を担当した楠山設計のサイトに写真が掲載されています。


大和シティー・バレエ『Giselle』
https://www.ycb-ballet.com/2023summer

 8月18日(金) 18:30
 大和市文化創造拠点シリウス芸術文化ホール メインホール

日本国内の振付家による新しい作品を精力的に上演している大和シティー・バレエの夏公演のテーマも『ジゼル』。1幕は竹内春美さんによる振付、2幕はクラシックバレエという構成です。

ゲストが豪華なのも毎回話題ですが、1幕の主演は木村優里さんと佐藤洋介さん、2幕の主演は菅井円加さんと清水凌さん。
本島美和さん、盆子原美奈さん、佐藤洋介さん、木下嘉人さん、小出顕太郎さん、森田維央さん、林田海里さん、玉川貴博さんも出演します。

一般発売は4月15日(土)。ネットではカンフェティが取扱い。

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猫がいろんなものを小脇に抱えている刺繍でおなじみのSUIMINさんの作品展が、現在、水道ギャラリー(東京都文京区水道)で開催中です。
https://www.sumeshiya.com/gallery/2023/suimin_1.html

4月16日までですが、月火水はお休みなのでご注意を。

ご本人のTwitterとInstagramはこちら。
https://twitter.com/suimin_tter
https://www.instagram.com/suimin.stagram

SUIMINさん、少し前に図案集も出版されたんですね。
https://nihonvogue.com/book/detail.html?id=2382

2023.03.18 23:15

バレエイベント@江東区

細々と「公演カレンダー」を更新しています。
今週「バレエ映画・イベント」に掲載したイベントはいずれも江東区文化コミュニティ財団主催。


サロン・ドゥ・ティアラ「柳家花緑が語る 落語バレエの世界」
(5月8日 ティアラこうとう)

“サロン・ドゥ・ティアラ”はティアラこうとうで開催されるコンサート等と連動した企画で、年に数回催されています。

今回はバレエ作品を元にした創作落語「おさよ」(ジゼル)、「鶴の池」(白鳥の湖)を発表してきた柳家花緑さんの第3作「くるみ割り侍」がテーマ。
講師は柳家花緑さんと東京シティ・バレエ団芸術監督の安達悦子さん。

一般参加者は500円、ティアラ友の会会員は無料。        
参加者受付中です。

柳家花緑さんと東京シティ・バレエ団のコラボレーション公演『くるみ割り侍』は5月27日、ティアラこうとうにて。こちらもチケット発売中です。


「愛と冒険の物語・バレエ『アラジン』の魅力」
(4月16日 森下文化センター)

先日発表された新国立劇場バレエ団の2023/2024シーズンのラインアップにはデヴィッド・ビントレー振付の『アラジン』も。
森下文化センターでは新国立バレエの池田理沙子さんと福田圭吾さんを招き、『アラジン』の魅力を語る講演会を行います。講師は指揮者の冨田実里さん。

チケット発売中。


「バレエ「白鳥の湖」の魅力 ―なぜ人は白鳥に惹かれるのか―」
(5月17日〜9月24日 森下文化センター 他)

全5回の連続講座。
ゲストと講師は川島京子さん、うらわまことさん、石井清子さん、志賀育恵さん、安達悦子さん、阿部さや子さん、冨田実里さん、寺田亜沙子さん、涌田美紀さん、濱本泰然さんと多彩。

会場が森下文化センター他なのは一般公開のレクチャーコンサート等が含まれているからで、8月27日の「バレエ音楽の世界へようこそ!」はおそらくティアラこうとうで開催されるのではないでしょうか。

参加希望者多数を予想してかこの講座は抽選です。申込期限は3月24日。

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逆トラック

「逆トラック」とは何かと思ったらこういうことだそうです。
https://www.instagram.com/tamayada/
こちらなど、一瞬ロシア語かと思ってしまいますね。
https://www.instagram.com/p/Co7XaC8vke3/