2022.05.06 23:37

上野の森バレエホリデイ「8バレエ団取材映像」

上野の森バレエホリデイのOnlineプログラムには、日本バレエ団連盟に所属する8バレエ団の取材映像も。
レッスン風景、団員によるバレエ団の紹介、芸術監督のお話などの他、バレエ団別に特別コーナーもあり、それぞれ5〜7分程と短いながらも楽しい内容です。
(バレエ団名をクリックすると各バレエ団の次回公演の案内ページに飛びます。)


井上バレエ団
「ブルノンヴィル・スタイルを踊り継ぐ!
 日本人振付家の新作にも意欲的に取り組むバレエ団」
 https://www.youtube.com/watch?v=Anm3FnFnF3o

特別コーナーは「ブルノンヴィルのマイム ミニ講座」。
何度も見ているブルノンヴィル版『ラ・シルフィード』ですが、学ぶところがいくつもありました。
例えば、ジェイムスとシルフィードが並んで足を踏み出すシーン。家の中はジェイムスのテリトリーなのでジェイムスが先に一歩進み、森の中はシルフィードのテリトリーなのでシルフィードが先に一歩進む。なるほど、次の『ラシル』の舞台では意識して見てみます。


小林紀子バレエ・シアター
「「英国バレエ」がカンパニーの代名詞。
 ドラマティックでアーティスティックなバレエ団」
 https://www.youtube.com/watch?v=N7uDzvTrCps

ケネス・マクミラン、フレデリック・アシュトンの作品を積極的に上演している小林紀子バレエ・シアター。今回特別に許可を取ったそうで、マクミランの「グローリア」「マノン」「アナスタシア」の舞台映像が見られます。


貞松・浜田バレエ団
「温かな環境で育まれたダンサーたち。
 自由に、のびのびと、ユニークな創作を繰り出すバレエ団」
 https://www.youtube.com/watch?v=aa35__-ywlI

男性ダンサーが次々と技を繰り出す「スーパーテクニック・コレクション」のコーナーが楽しいのですが、コンテンポラリーのリハーサルも興味深く拝見しました。

古典の全幕作品はもちろん、コンテンポラリー作品も多数レパートリーに持つ貞松・浜田バレエ団。「レパートリー ハイライト」も併せてどうぞ。


スターダンサーズ・バレエ団
「日本発のオリジナルバレエ」で世界に挑む!
 誰でも楽しめる舞台で社会とバレエの接点を開拓」
 https://www.youtube.com/watch?v=e8PGPZH2t94

特別コーナーは「スターダンサーズ・バレエ団 あるあるグランプリ」。
「終演後 主役の男性 (鈴木)稔先生に抱っこされがち」の光景を見て、ダンサーの皆さんは公演が終わったーと思うそう(「バー・レッスンのタンデュ多め」に笑いました)。

3月に上演したクルト・ヨース振付「緑のテーブル」のリハーサル風景も。


東京シティ・バレエ団
「「目で見る音楽」を体現。
 日本で初めて自治体と芸術提携を結んだ「わが街のバレエ団」」
 https://www.youtube.com/watch?v=q5XQhbnn0Lk

特別コーナーは「ダンサーたちの勝負ごはん」。
羊羹、お米と続いてふむふむと見ていたら、続く玉浦誠さんが鶏胸肉について熱く語り始めました。鶏胸肉、玉浦さんの跳躍力と回転力の源でしょうか。

3月に東京文化会館で上演した「Octet」「WIND GAMES」「火の鳥」の舞台リハーサルの映像も少しですが流れます。


東京バレエ団
「「正統的クラシック・バレエ」と「20世紀の巨匠たちの名作」を主軸にする国際的ビッグカンパニー」
 https://www.youtube.com/watch?v=6vgkp8nlbGI

「東京バレエ団と言えば○○」のコーナーで、せえのと目を合わせている秋山瑛さんと大塚卓さんがとってもかわいらしい。

現在鋭意制作中の金森穣さん振付『かぐや姫』のリハーサル風景も。着物の女性が多く登場しますから、多分宮中の場面ですよね。


法村友井バレエ団
「充実の環境!
 ロシアバレエのレパートリーと教育システムを基盤とする西の名門カンパニー」
 https://www.youtube.com/watch?v=iuAhS-zXS9M

舞台装置・衣装・小道具等はすべてバレエ団の所有物という法村友井バレエ団の衣装部屋の奥行にびっくり。行けども行けどもなかなか向こうにたどり着かず。この大きさが伝わるのは映像ならではですね。

特別コーナーは「私たちのレッスンウェア・コレクション」。


牧阿佐美バレヱ団
「日本バレエの夜明けと共に歴史を刻む!
 牧阿佐美のイズムを受け継ぎ、巨匠プティのレパートリーも充実」
 https://www.youtube.com/watch?v=wFAWs83X4tA

特別コーナーは「あなたのレヴェランス見せてください」。
客席の広さで顔を上げる位置や顎の向きが変わるのを気をつけるとか、役によってスピードを変えるとか、役の一部と意識するとか、何気ないように見えて細かいところまで神経を行き届かせているものなのですね。


いずれの動画も公開は5月8日(日)まで。

2022.04.27 00:12

「上野の森バレエホリデイ」Onlineプログラム

今週末、4月29日(金)〜5月1日(日)には、3年ぶりに「上野の森バレエホリデイ」が開催されます。会場は東京文化会館ですが、オンラインでも様々な動画が配信されています

「バレエホリデイ」の一環として4月29日から3日間上演される東京バレエ団『ロミオとジュリエット』に関連した「ロミオとジュリエット特集」の他、牧阿佐美バレヱ団「ル・コンバ」井上バレエ団「ラ・ヴェンタナ」(第2景)など、目にする機会の少ない演目の舞台映像など、貴重な動画が多数。

舞台裏を見るのが大好きな私は「舞台の仕事」という動画もわくわくしながら見ました。

東京バレエ団の南江祐生さんが、長年東バの舞台を支えている方々(舞台監督の立川好治さん、照明担当の喜多村貴さん、衣裳担当の勝俣玲さん)にお話を聞きます。

お客が入ると客席と舞台側で温度差が生じて風が起こり、吊り幕の動きに影響するとか(舞台装置ですからどっしりしたように見えますが、意外に繊細なものなんですね)、東バが上演しているブルメイステル版『白鳥の湖』のプロローグから1幕への転換時間は45秒とか(短いとは思っていましたが、そこまでとは)。
(1幕から2幕への舞台転換の様子も見られます)

公演会場の衣装部屋には洗濯機も持ち込み。これは木箱に入れて輸送するんですね。そして箱入りのまま設置(ステンシルしたような箱表面の“WASH”の字がおしゃれです)。

衣装については、2018年のマスカット市(オマーン)公演の衣装のお話も。
宗教上の理由から出演者は肌の露出を避ける必要があり、薄手の布で補正した衣装を用意したのに、現地で不備を指摘されてあちらのスタッフの方と一緒に対応したと(作業風景の映像がほんの少し出てきます)。
私は現地でこの公演を見て、衣装に全く違和感を抱かなかったのですが、実は裏ではかなりのご苦労があったのですね。

「ボレロ」冒頭の照明は手動であることは知っていましたが、あらためて東京文化会館の5階の照明室からスポットを当てているのを見ると、あんな遠い場所にあんな小さい光を当ててるのかと感心しました。公演会場が変われば繊細な調整も必要になりましょうし、これは思っていた以上にかなり高度な技術では。

と、スタッフの方の説明がまずとても興味深いのですが、同時に映し出される『白鳥の湖』『くるみ割り人形』などの舞台裏の光景もとても刺激的です。
何重にも重なっている『くるみ』の巨大な幕、東京文化会館の舞台上12mの高さからの眺め(ヘルメット姿の南江さんが微笑ましい)、ロットバルトの岩の背面、白鳥湖が大荒れする仕掛け等々。

25分程の映像ですがあっという間に見終えてしまいました。続編を期待したいところです。

「舞台の仕事」
https://www.youtube.com/watch?v=-4xND5oRafA

公開は5月8日(日)までですので、期間中にぜひ。できれば大きな画面でどうぞ。

2022.03.31 23:33

「バレエ・フォー・ピース」

バレエ衣裳を製作しているアトリエヨシノが「ロシアとウクライナの情勢悪化により大きな打撃を受けている現地の芸術業界、および帰国を余儀なくされた両国また周辺国の日本人プロバレエダンサー、ならびにアカデミー生への支援」を主な趣旨としたチャリティー公演を開催します。
https://balletforpeace.com/2022/03/19/newsbfp/

出演者はウクライナとロシアのバレエ団所属のダンサー、日本国内で活躍するダンサー、キエフバレエカレッジ、ボリショイバレエアカデミー等の生徒。


「バレエ・フォー・ピース 〜Ballet for Peace〜」
5月13日(金) 18時
新宿文化センター 大ホール

芸術監督:田北志のぶ
出演:厚地康雄 佐久間奈緒 遅沢佑介 川島麻実子 井脇幸江
   野久保奈央 新井悠汰 今井智也 馳麻弥 飯塚絵莉
   吉留諒 川口ゆり子 逸見智彦 長澤美絵 北口雅人
   田端優衣 中林恭子 門馬美沙希 直塚美穂 高藤帆花
   奥田理子 梅野ひなた 銘苅うらら 由井うらら


料金は全席7,000円。
チケット発売は明日4月1日(金)10時。チケットペイにて取扱い。

2022.02.15 23:27

今週末は東京バレエ団『白鳥の湖』

今週の金曜土曜日曜(2月18日〜20日)は東京文化会館で東京バレエ団『白鳥の湖』。
https://www.nbs.or.jp/stages/2022/swan/index.html

3公演で主演は2組、他の主要役はダブルキャストかトリプルキャスト、初役の方も多く、どの日も楽しみでなりません。
http://j-ballet.info/kouen/2022/swan2022.html

ロシアで新たに制作した舞台装置も今公演でお披露目されます。
https://www.youtube.com/watch?v=oE5DppIGYYM

東バが現在上演している『白鳥の湖』はウラジーミル・ブルメイステルによる演出・改訂振付によるもの。ブルメイステルの娘さんが語る改訂時のお話。往時の舞台映像・写真も見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=DZ647qEztQA

そしてこちらは本日アップされたばかりのリハーサル&インタビュー動画。
https://www.youtube.com/watch?v=lfqdq1PnNEI

公演日によってはまだ少しチケットがあるようです。


チケットといえば、東京バレエ団『ロミオとジュリエット』(4月29日〜5月1日)のホリデイファミリーシートが本日発売。大人1名と高校生以下のお子さん1名か2名の組み合わせで、S席〜C席のお子さん料金が半額になるお得セットです。
https://www.nbs.or.jp/stages/2022/romeo/index.html

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新国立劇場バレエ団イベント

この週末と23日、新国立劇場バレエ団は「吉田都セレクション」を上演。
この公演と連動してということではないのでしょうが、2月・3月に新国立劇場バレエ団関連イベントが開催されます。


「舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界2022」
 2月19日(土)・20日(日) 11時〜17時
 東京スカイツリー ソラマチ
 入場無料

新国立劇場で上演されたオペラ・バレエの舞台装置模型と衣裳が展示されます。ミニコンサートもあり。


「チャイコフスキーの魔法」
 3月13日(日) 14時
 森下文化センター 多目的ホール
 800円(江東区民600円)

指揮者 冨田実里さんによるチャイコフスキーのバレエ音楽講座。新国立劇場のバレエダンサー米沢唯さんをゲストに迎えます。チケット発売中。

2022.01.16 23:11

「シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち」

シュツットガルト・バレエ団の来日公演が中止となり、代わりに「シュツットガルト・バレエ団の輝けるスターたち」が開催されます。
https://www.nbs.or.jp/stages/2022/stuttgart-gala/

 3月19日(土) 18:00  Aプロ
 3月20日(日) 15:00  Bプロ
 3月21日(月) 15:00  Cプロ
 東京文化会館

上演されるのは、クランコ作品はもちろん、マクミラン、フォーサイス、ベジャール、マーネン作品等とても惹かれる演目ばかり。ウヴェ・ショルツ「天地創造」もありますね。個人的には「春の水」が入っているのがとても嬉しい。

日によって演目と出演者が大きく入れ替わりますから、どの日のチケットを取るか慎重に検討するために表を作ってみました(1月14日現在の情報を元にしています)。

3公演で演目と出演者が共通してるのはエリサ・バデネス&フリーデマン・フォーゲルの「うたかたの恋」とフォーゲルの「ボレロ」のみ。1日しか上演しない演目もありますから、これは悩みます。

チケットのNBS WEBチケット先行発売は1月19日(水)。
一般発売は1月21日(金)。

2022.01.10 22:07

NBAバレエ団『ロミオとジュリエット』

NBAバレエ団は3月に『ロミオとジュリエット』を上演。
https://www.nbaballet.org/official/romeo_and_juliet/

 3月5日(土)13:00/18:00
 3月6日(日)14:00
 豊島区立芸術文化劇場(東京建物 Brillia HALL)

 キャスト(5日マチネ・6日/5日ソワレ)
 ロミオ:刑部星矢/宮内浩之
 ジュリエット:矢内千夏/竹内碧

 ティボルト:三船元維 宝満直也
 マキューシオ:大森康正 高橋真之
 ベンヴォーリオ:新井悠汰 孝多佑月
 パリス:本岡直也 伊藤龍平

2日間3公演で、主要役はダブルキャスト。
3月5日の昼公演と3月6日公演のジュリエットがずっと不明でしたが、この度、Kバレエカンパニーのプリンシパルだった矢内千夏さんがNBAバレエ団に移籍して、ジュリエットを踊ることが発表されました。

上演されるのはマーティン・フリードマン版。
『ロミオとジュリエット』公演情報のページにはフリードマン版『ロミジュリ』の解説と共に、ラブロフスキー版、マクミラン版等6つの版の解説も。また、『ロミジュリ』の舞台写真付きあらすじ、矢内千夏さんのインタビュー、公演PVと内容盛りだくさんです。

チケット発売中。[NBAバレエ団 チケットぴあ イープラス

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東京バレエ団「Choreographic Project 2022」

東京バレエ団団員の振付作品が上演される「Choreographic Project」が2年ぶりに開催されます。
https://www.nbs.or.jp/stages/2022/cgp-2022/index.html

当初は3月5日に東バのスタジオで行われる予定でしたが、3月13日(日)、東京文化会館に変更になりました。
振付家・出演者によるアフタートークも予定されています。

一般発売は1月21日(金)、NBSチケットセンターにて(ネット予約もできます)。

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Woodcock Dace。
Woodcockはヤマシギだそう。このユーモラスな動き、音楽をつけたくなる気持ちはわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=aB9DC9orYaM
https://www.youtube.com/watch?v=UEISiCmjwH8
https://www.youtube.com/watch?v=ne6nj9AgY7M

2021.12.31 23:56

気づくとあと数分で終わる2021年。
皆さま、良いお年をお迎えください。

2021.12.30 23:13

11月13日の記事で紹介したDance of Blueの動画の公開が本日から始まりました。

第1弾は中村春奈さんと益子倭さんのギュルナーラとランケデム(『海賊』)のパ・ド・ドゥ。
https://www.youtube.com/watch?v=qAelGTVbSK0

年が明けて1月1日には野久保奈央さんと浅田良和さんの『コッペリア』が公開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=g-lPl7Hk1zA

その後は安西健塁さん振付『Pluto』(1月7日)、中森理恵さんと刑部星矢さんの「黒鳥」グラン・パ・ド・ドゥ(1月14日)、関口啓さん振付「@Holic」、大島淑江さんと荒井英之さんの「真夏の夜の夢」が公開予定。

今後の情報は、今回のプロジェクト「ONLINE SHOWCASE 2.0」の専用サイトYouTubeチャンネルでご確認を。

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バレエ公演の配信ページもちょこちょこ更新しています。年末年始のおうちでバレエのご参考にどうぞ。
http://j-ballet.info/kouen/streaming.html

2021.12.29 23:12

東京シティ・バレエ団「トリプル・ビル2022」

1月の東京シティ・バレエ団「トリプル・ビル2022」の特設サイトが開設されました。
https://tokyocityballet.com/triplebill2022/

 1月22日(土) 17時
 1月23日(日) 15時
 新国立劇場 中劇場

 「WIND GAMES」(振付:パトリック・ド・バナ)
 「Octet」(振付:ウヴェ・ショルツ)
 「火の鳥」(振付:山本康介)

当初はバランシン振付の「Allegro Brillante」が予定されていましたが、新コロナウィルスの影響で「Octet」に変更に
残念なことですが、「Octet」はバレエ団が2017年から上演を重ね、今や東京シティの重要レパートリーの一つとなっている大変美しい作品です。年明けを飾るのはふさわしいのではないでしょうか。

「WIND GAMES」と「火の鳥」は東京シティのために振り付けられ、今回が世界初演。
「WIND GAMES」の詳細はわかりませんが(音楽はチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」とのこと)、「火の鳥」は配役を見る限りでは、具体的な物語が展開するバレエのようです。

チケット発売中。
なお会場は新国立劇場ですので、江東区方面に行かぬようご注意を。

[追記](2021.12.30)
東京シティ・バレエ団の芸術監督 安達悦子さんが12月30日に出演した調布FMの「東京オアシス」をYouTubeで聞くことができます。「トリプル・ビル2022」についてもお話しています。

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「Bloom Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=lcQVYITIHjc

2年半、4,200時間をかけて撮影したおよそ50種類の花の開花映像。できれば大きな画面でどうぞ。
ちょっと短め2分ヴァージョンもあります。

撮影者のYutaka Kitamuraさんによる撮影裏話。
https://note.com/yutakakitamura/n/n667916a9eb67

撮影時間が長いのでリモートでフレーミングの微調整を行ったとのことで、なるほどよく見ると画面が動いていますね。
背景の黒はベルベットだそう。埃がつかないようにまめにコロコロで掃除したというくだりが、なんとも微笑ましいお話です。

2021.11.13 21:06

Dance of Blue「Classics」

昨年、多くのダンサーが参加してのオンライン公演を開催したDance of Blueが、第2回目のオンラインバレエ公演を企画しています。

今回は「Classics」「Advance」と題した2本立てで、このうち「Classics」は有観客公演も実施します。

 ■ Dance of Blue「Classics」

 11月22日(月) 17:30
 座・高円寺2

 「コッペリア」
  野久保奈央 浅田良和

 「海賊」第1幕よりパ・ド・ドゥ
  中村春奈 益子倭

 「白鳥の湖」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
  中森理恵 刑部星矢

 「真夏の夜の夢」(振付:Toni Pimble)
  大島淑江 荒井英之


撮影の都合でしょうか、月曜日の17時半開始という若干行きにくい時間帯ではありますが、観客人数を絞った中での舞台鑑賞はかなり贅沢ですよね。

現在、クラウドファンディングで支援者を募集しており、「Classics」のチケットもこちらで購入することができます。
https://camp-fire.jp/projects/512737/

アフタートークと映像が付いているセットと付いていないセットがありますし、また割引率も色々ですから、お申込の際はしっかりご確認を。

「Classics」は12月下旬、「Advance」は来年1月初旬に無料配信が予定されていて、上記URLのクラウドファンディングではこれらの無料配信と、12月に静岡県浜松市で開催されるワークショップのための支援も併せて募集しています。

「Advance」で配信されるのは「真夏の夜の夢」の他、安西健塁さん振付「Pluto」と関口啓さん振付「@Holic」。こちらもとても楽しみです。

2021.11.05 23:49

東京バレエ団「ドリーム・タイム」

週末の東京バレエ団公演応援第3弾。「ドリーム・タイム」篇。

明日、明後日の東京バレエ団公演で上演される「かぐや姫」「中国の不思議な役人」「ドリーム・タイム」はいずれもコンテンポラリーですが、明確な筋書きを持たない「ドリーム」が最も抽象度の高い作品ということになりましょうね。

午睡のまどろみのような音楽の中、5人のダンサーが滑らかにフォルムを次々と変えてゆく光景は、最初に登場する女性達の夢なのか、現実なのか、それとも何かを象徴しているのか、解釈は観客に委ねられる魅力的な作品です。舞台美術も素晴らしい。

今回、「ドリーム・タイム」に出演するのは両日ともに、沖香菜子さん、三雲友里加さん、金子仁美さん、宮川新大さん、岡崎隼也さん。


 ◆ 今の自分にあった表現を ―「中国の不思議な役人」&「ドリーム・タイム」、2作品に出演する宮川新大(東京バレエ団ブログ 10月28日)

こちらは前回の記事で一度リンクしましたが、宮川さんが「ドリーム」についても語っていますので再掲します。
ブログの中で国内でこの作品を踊るのは初めてと宮川さんが語っていますが、沖さん、金子さん、岡崎さんも東京公演で踊るのは初めて。三雲さんは初役ですから、5人全員が東京初お目見えということになりますね。

 ◆ 沖香菜子の語る、「ドリーム・タイム」の魅力(東京バレエ団ブログ 10月24日)


私は2年前のミラノ・スカラ座での上演を見ましたが、幻想的な音楽と美術に流麗な振付が重なって、あらためてとても好きな作品だと感じました。会場の拍手が長く続いたことも忘れられません。

「かぐや姫」の初演がまず話題の今回の公演ですが、ベジャールの「中国の不思議な役人」もキリアンの「ドリーム・タイム」も、振付家にとって代表作と言える作品。いよいよ明日幕が上がる公演にどうしたって期待がふくらみます。


東京バレエ団「かぐや姫」「中国の不思議な役人」「ドリーム・タイム」

 11月6日(土) 14:00
 11月7日(日) 14:00
 東京文化会館
  NBSチケットセンター他で発売中

東京バレエ団「かぐや姫」「ドリーム・タイム」

 11月20日(土) 13:00/17:00
 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
  りゅーとぴあオンライン・チケットNBSチケットセンター他で発売中

2021.11.03 22:39

東京バレエ団「中国の不思議な役人」

週末の東京バレエ団公演応援第2弾。本日は「中国の不思議な役人」篇です。

「中国の不思議な役人」はモーリス・ベジャールが1994年に振り付けた作品。音楽はベラ・バルトーク。東京バレエ団の初演は2004年2月。

長らく中国の役人を踊っていた木村和夫さんが2017年度に退団したため、しばらくこの作品の上演はないものと思っていましたが、去年4月に入団した大塚卓さんが役人にキャスティングされて果敢に挑みます。

 ◆ 東京バレエ団「中国の不思議な役人」大塚卓インタビュー(NBS Newsウェブマガジン 10月20日)

 ◆ 東京バレエ団「中国の不思議な役人」主演!大塚卓〜ベジャールの振付は、動きに終わりがない。踊っていて「自由」を感じます(バレエチャンネル 10月31日)

そらで歌えるまで曲を身体に入れてから踊るという大塚さん、インタビュー当時は毎日、家で作品の音楽を流してずっと聞いていたとのこと(今もそうでしょうか)。一つの作品を踊るためにこんなに音楽を聞くのは初めてかもしれないとも。


「中国の役人」でこちらも大変重要な「娘」は宮川新大さんと池本祥真さんのダブルキャスト。宮川さんは前回に続き2度目、池本さんは初役です。

 ◆ 今の自分にあった表現を ―「中国の不思議な役人」&「ドリーム・タイム」、2作品に出演する宮川新大(東京バレエ団ブログ 10月28日)

 ◆ 役の内面を理解し、動きを台詞のように ―池本祥真、「娘」役に初挑戦!(東京バレエ団ブログ 11月1日)

ヒール付きの靴にはやはりお二人とも苦戦しているようですが、池本さんは足元が不安定になるのを逆に利用して女性的なラインを表現できたらと。宮川さんによると、娘の服装は踊りやすいそうです。


今回の上演に当たっては、モーリス・ベジャール・バレエ団で長く活躍し、この作品の創作過程にも立ち会い、初演で役人にキャスティングされた小林十市さんが指導しています。

 ◆ 自身の中に言葉をもってないと動きに現れない ―小林十市の語る「中国の不思議な役人」の世界(東京バレエ団ブログ 10月27日)

 ◆ 小林十市のオンライントーク vol.1 ―「中国の不思議な役人」初演時の裏側と作品の魅力(Youtube 10月30日)

「中国の不思議な役人」は踊る演劇と語る小林さんは、「音」の重要性についても繰り返し触れています(オンライントークは近々続きがアップされるのでしょうね)。

できれば無頼漢の首領(シェフ)を踊る鳥海創さんと柄本弾さんのインタビューも読みたいところですが、公演も迫っていることなので、それはなかなか難しいでしょうか。


東京バレエ団「かぐや姫」「中国の不思議な役人」「ドリーム・タイム」

 11月6日(土) 14:00
 11月7日(日) 14:00
 東京文化会館

 チケットはNBSチケットセンター他で発売中